世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「学生ボランティア 興味あるが、一歩踏み出せず」。日本を元気にするための企画を手がける高田佳岳氏に聞いた。
日本財団・学生ボランティアセンターが行った1万人調査によると、「ボランティアに興味がある」と答えた学生が6割を超えた一方、この1年で活動に参加した割合は3割ほどにとどまり、意識と行動にズレが見られる結果になっている。
ネット上ではこんな声があがった。
「時間・金銭・心に余裕なく、助けられない」
「技術を生かして活動できる場があれば」
「言われてやるのでなく、自発的にやるもの」
――この話題について高田さんの意見をフリップに書いていただきました。
「究極の自己満足」です。
ボランティア活動という言葉が、本来の英語の意味とはちょっとゆがんでいるような気がしています。
日本にくると義務感というか、すごく責任が重くて頑張ってやるものになっているイメージがあるんです。そうではなくて、本当に自分の好きなこととか、自分のやりたいことをそのまま正直に思い切りぶつけていけると、実際にボランティアをやったという3割の人たちがずっと継続していけるような活動になっていくんじゃないかなと思っています。
――そういった考え方も変わっていくといいですよね。