転職がうまくいく人と、いかない人の差は?

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世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「転職がうまくいく人と、いかない人の差」。転職サービス「DODA」の編集長・大浦征也氏に話を聞いた。
「DODA」が2000人のビジネスパーソンに対し、転職に関する意識調査を行ったところ、24%の人が「今、転職を考えている」と回答した。また、55%の人が「今後、転職が一般的になると思う」とも答えている。
――大浦さんには「転職がうまくいく人、いかない人」の違いがどこにあるのかフリップに書いていただきました。
「足し算が出来る人」
――全員できそう!
そうですね。ちょっとハテナという人もいるかもしれませんが。別のいい方をすると転職活動においてプラスのポイントに意識が向く人、フォーカスできる人、これがうまくいくポイントだと思います。
転職活動というのは、どうしてもご自身の希望や理想から、各企業の採用条件を見たときに引き算をして、例えばですけど、希望よりちょっと年収が届かないなとか、希望の勤務地よりちょっと遠いなとか「引き算」の傾向が出てしまう人がいるんですよね。
もしくは必要業務経験として規定されているものの中にも「この経験は僕にはできないな」というふうに、引き算の傾向が出る方がいます。
プラスのポイントにというのは、例えば、各企業の応募をする前に見たときにこんな良いところがあるな、ちょっと話を聞いてみて、気づかなかったけれど、こんな良い会社なんだというような感覚ですとか、もしくは必要な業務経験に書かれていなくても自分のアピールポイント、プラスのポイントをちゃんと相手に伝えることができる。こういった思考を持っている人はうまくいくという傾向があると思います。
――プラス思考を持っている人、企業側もそういう人を求めているということですか。
いまは、非常に活況な時期ですので、企業は求人票の中では表現できない、実はこういう人まで広げて採用できるんだよというニーズがあったりするんです。
日本人はどうしても求人票に従順になりすぎる部分があるので、要はプラスにとらえて「こんなことができるんですけど、御社では求めていないですか」というようなことを自分からアピールできる、その辺がポイントだと思うんですよね。
――海外になると、その辺は違うのでしょうか。
そうですね、欧米や中国なんかはアピールがうまいですよね。もっと、こんなことができる、あんなことができるというアピールがうまいです。
必ずしもアピールすることだけが重要というわけではないのですが、転職がゴールで、つまりベストな選択肢を探そうとしすぎると引き算の傾向がでるんです。
転職はあくまでもベターな選択肢で、ベストな選択肢だったという正解にするのは入社後の自分次第なんだというメンタリティーでいられるとうまくいくんじゃないですか。
――自分でベストに持っていくという、それこそプラス思考ですね。
そうですね。「足し算」かなと思っています。