検証:運転中の“くしゃみ”事故リスクは?

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日テレNEWS24

車の運転中にくしゃみをしたらどうなるのでしょう。JAFの協力のもと安全を考慮し、助手席で検証しました。
時速40キロで走行し、目をつぶって走っている距離を計測しました。くしゃみをして目をつぶっている間だけボードを掲げます。「くしょん!」――わずか1秒、しかし、ボードが上がっている距離を測ると、約10メートル。車2台半分の長さにもなりこの間、ドライバーは視界が遮られた状態で車を走らせていることになります。
JAF・辻さん「くしゃみをすると集中力が低下しますので、追突事故であったり、信号・歩行者などの見落としが出てしまうのでかなり危険だと思います」
実際、くしゃみを発端にした死亡事故は後を絶ちません。去年4月、愛媛県で起きた正面衝突事故で4人が死傷。花粉症のドライバーがくしゃみで運転操作を誤ったといいます。また、6年前5歳の男の子がはねられ死亡。ドライバーは「事故の直前にくしゃみをした」と供述しました。
では、くしゃみによる事故を防ぐためにできることはあるのでしょうか。JAFによると、花粉を少しでも車内に入れないために、車に乗り込む前に衣服を手で払ったり、エアコンを内気循環にすることが有効だそうです。ただ、症状がひどい場合は運転を控える判断も必要です。