視聴回数197,743回
※ 視聴回数は1日1回更新されます。人が腕を振れば腕を振る、人が歩けば歩く、人が指を曲げると曲げる…思うがままに身体機能が3メートル級に拡張されるロボット「スケルトニクス」。装着時間は約1分です。
安村キャスター「あー、なめらか!もう本当に自分の体の一部ですね」
ロボットというと電力で動くイメージがありますが、「スケルトニクス」はほぼ人力で動いています。主に“てこの原理”などを応用した技術を利用し、電力が使われているのは指の動きだけです。
阿嘉代表「筋肉ってモーターなんかよりも非常に優秀な側面があって、人が動かせば巨大ロボットっぽいのが作れるんじゃないかってアイデアが発端」
電力を使うと重量が増し、動きが鈍ります。逆転の発想で人の力を利用したからこそ、巨大ロボットが実現したといいます。「スケルトニクス」は現在、テーマパークなどエンターテインメント分野で利用されています。オーダーメードで1体1000万円から。すでに3体が販売されました。1回50万円からレンタルも可能です(すべて税抜き)。
近い将来、この技術が介護や工事の現場などで、パワードスーツとして活用されることも期待されます。しかし、開発者は実用化ありきでの研究には慎重です。
阿嘉代表「成果は必ずしも期待できない取り組みの中から、予想もしてなかった成果が出てくるものだと思うので」