外国人タクシー運転手が苦戦する日本語とは

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日テレNEWS24

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、外国人のタクシードライバーが増加傾向にある。
ポーランド出身のファビオラさんはいま、タクシードライバーの試験中。この日は最後の見極め試験だ。
ファビオラさん「2~3分くらい遅くなったと思うんですけど…」
ファビオラさんは緊張から道を間違えてしまった。
教官「努めて冷静な運転はやっているけど、その中の焦りがあったと思う」
ファビオラさん「私はあそこ何回も歩いています。それなのに…知っているのに間違えた」
外国人ドライバーが特に苦戦するのは日本語での道案内だという。
客「とりあえずまっすぐ」
外国人ドライバー(とりあえずって?)
客「その辺で止めて」
外国人ドライバー(その辺てどこ?)
客「逆に行って」
外国人ドライバー(逆は右?左?)
日本語での指示が分からず道を間違えてしまうことがあるという。
外国人観光客が増えていることから、日の丸交通では外国人ドライバーを増やしているという。東京都でタクシードライバーになるには「普通自動車免許」を取得し、「第二種運転免許」を取得し、さらに「東京タクシーセンター試験」に合格しなければならない。試験はすべて日本語。外国人がドライバーになるのはとても難しいのだ。
日の丸交通では、去年9月には7人だった外国人ドライバーが現在24人に増えたという。国籍はブラジル、エジプト、フランス、中国など現在は12か国。さらに4月11日時点で150人の外国人の応募があり、今後も外国人ドライバーを増やしていくという。
ファビオラさんは日本語を学びたいと来日し、以来21年間、日本で暮らしている。運転が好きで勤務条件も合っていたためタクシードライバーを選んだという。
ファビオラさん「すごく勉強しています。新しいことを学ぶことが好きです」