働く女性、半数は自分に自信がない?

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世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「働く女性は、自分に自信がない?」。「Lean In Tokyo」代表理事・鈴木伶奈さんに聞いた。
女性向けネットメディアが20~40代の働く女性200人ほどに行った調査によると、「仕事をしている自分に点数をつけるとしたら」という質問に対し、50%の人が「60点以下」という点数をつけた。
また、「仕事をしている自分に自信があるか」という質問では56%の人が「自信がない」と回答、働く女性は「自己評価が高くない」という結果が出た。
質問に答えた女性からは「自分の強みといえるものがない」「家庭も仕事も中途半端な感じがする」「結婚前と比べて全力で仕事できず、焦っている」といった声があった。
――フリップをお願いします。
「怖がらなければ、あなたは何をする?」と書いてみました。
――どういったことでしょうか。
この言葉は、実は「Lean In」のグローバルでのキーフレーズとして使われている言葉です。やはり女性の自信がないということの一番大きな弊害は、いろんな研究でもわかっているんですが、実際に行動に移すことをやらなくなってしまうということがわかっています。
なので、実はできるのに、自信がなくて本当にやりたいことに一歩踏み出せないというのはすごくもったいないなと思ったので、この言葉で書いてみました。
やはり私自身も、「Lean In」の団体をつくって3年目になるんですけど、その前までは、本当に私なんかができるのかなって思ったりとか、色々自信がなくて迷ったこともたくさんあって…
――鈴木さんでもですか?
はい、たくさんあったので、何でもやってみることが、すごく重要なのかなと思っています。
――それを阻むもの、自信を失わせるものというのは何が考えられるんでしょうか。
やっぱり2つあると思っていて、1つは私たち自身のマインドセットや意識とかだと思うんですけど、もう1つは環境も大きいと思います。だからその両方を変えていかないと、と思います。
――鈴木さんは、まず心のほうを変えようとしていると。
そうですね。やはり私たち自身、環境を変えるのは時間がかかると思うので、まずは自分自身を変えるというので、ワークショップをしたりしています。
――ただ、様々な要因があって、なかなか行動できないという方も、まだまだ数多くいると思うんですけど、そんな方にアドバイスするとしたらどんなことですか。
やはり大きなことばかりをやるというのではなくて、本当に小さなことでいいので、例えば、自信をつけるために私がずっと実践していたのは、明日何をやりたいかというのを考えて、それは小さいミーティングで発言をするとかでもいいんですけど、それを毎日少しずつ達成していくということもかなり効果があるのではないかと思っています。
――それがちょっとずつ自信につながっていくわけですね。
たまっていくと大きな自信になっていくと思います。
――心も環境も早く女性のためにチャレンジできるようなものになってほしいですね。
そうですね。
■鈴木伶奈プロフィル
フェイスブックの幹部が立ち上げたコミュニティーの日本の地域代表組織「Lean In Tokyo」を運営。女性が野心を持って、自由に挑戦できる社会実現のために、女性の自信形成を促進・サポートする活動をしている。