「国内企業の後継者不在」 その対策は

視聴回数1,194,253

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(c) Nippon News Network(NNN)

日テレNEWS24

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「国内企業 3社に2社 後継者不在」。アパレルブランド「ファクトリエ」を運営する山田敏夫氏に話を聞いた。
帝国データバンクが、国内の企業約33万4000社を対象に行った調査によると「後継者が不在」だったのは、66.5%に上った。特に年商10億円未満の不在率が高く、後継者不足が深刻となっている。
ネット上ではこんな意見が見られた。
「日本のモノづくりが崩壊する」
「技術を持たない中小は厳しい」
「大手の値下げ圧力も大きいのでは」
――この話題について山田さんの意見をフリップに書いていただきました。
「サラリーマン社長を増やす!」と書いたんですが、私は仕事柄、全国各地の工場を回っていまして、地方に行っていることが多いです。この間も、日経新聞で127万社が後継者不足で、ほとんどが黒字なんですけど、なくなっていくという記事をみました。
面白い事例で、京都にミツフジさんという会社がありまして、息子さんが戻られて3年なんですけど、いま世界中から注目される会社になったんですね。
“hamon”という素材を出してウエアラブルなんですけど、もともと糸と織りがすごく人気だったんですけど、息子さんが帰ったときにはお父さんの会社が駐車場の脇にあってプレハブだったそうです。そこがいまや世界中から注目される会社になりました。
これ別に子どもじゃなくても東京にいるビジネスマンでも、全国各地の会社の社長になって、一社を持って働くようになれば、その人の特技を職業として生かすことができて、より楽しい人生になり地方創生にもなるんじゃないかなと思います。
――その息子さんは東京で働いていて戻って、その経験を生かした会社づくりをされているんですね。
そうです。みなさん、地方に一社は、会社のオーナーという時代になったら、週末には地方に行ってという、なんか楽しいんじゃないかなと思います。
――その人の人生も変わっていくかもしれないですね。