50以上の声で威嚇「害獣よけロボ」の実力

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日テレNEWS24

「ワォーン」「お前だけは許さない!」「ガルルルルガルルル」――農作物を守る、害獣よけロボット「スーパーモンスターウルフ」。
奇抜なオオカミの姿も、奇妙な音声も、目を光らせるのも、全ては農作物を守るため。スーパーモンスターウルフを前にすると、シカも、クマも、サルも…動物たちは音と姿に驚いて逃げていきます。
動物たちがロボットに慣れないように、音声は50種類以上を収録しています。オオカミの鳴き声や人の声、そしてイノシシの悲鳴、さらには「いたいた行くぞ!撃て撃て撃て」という声まで…さまざまな声を出すことで、動物たちは人や天敵の気配を感じて逃げていくそうです。
このロボットは、急増するイノシシによる農作物の被害に悩むJA木更津市が提案し、音や光で害獣を駆除する機械を開発していた北海道の町工場・太田精器が開発しました。体長は65センチ。センサーで獣を感知。太陽光で動きます。
JA木更津市・梅澤さん「イノシシが来ないから、(タケノコが)出すぎて採るのが大変らしい。貢献していると理解しています」
スーパーモンスターウルフの威嚇範囲は、約1000メートル。その範囲には害獣たちは近寄らないといいます。現在は他県からも100件近くの問い合わせがあり、スーパーモンスターウルフを改良した、ウルトラモンスターウルフの開発を進めているそうです。