来日直後の子供の学校生活支援「ひまわり」

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日テレNEWS24

日本の学校生活をサポート。
来日して間もない外国ルーツの子どもたち。横浜市が運営する日本語支援拠点施設「ひまわり」は、学校生活の体験ができる場所です。
先生「頭いたい?」
児童「イタイナイ」
先生「“イタイナイ”は?」
児童「痛くない」
児童「痛くない!」
日常生活で必要になる会話や日本語の基礎を集中的に学び、学校生活に慣れる下地を培います。
先生「訓練!訓練!」「机の下」
この日、小学校低学年のクラスで行われていたのは、避難訓練。日本語教育以外にも、国によって異なる交通ルールや、集団生活で必要なルールを学びます。子どもたちは、市内の小中学校に通いながら、来日直後の1か月間、週3日「ひまわり」で過ごします。外国語ができる日本語講師と教員免許をもつ講師が2人1組で、イラストやジェスチャーを使いながらの授業です。
児童「これは?」
先生「図工」
先生「drawing(お絵描き)かな、今日」
音楽や図工など国によってはない教科もあるため、学校で戸惑わないよう、どんな授業か体験します。
ブラジルからの児童「日本は僕の住んでいたところとたくさん違うところがあります」
日本語指導が必要な児童・生徒が年々増えている横浜市。小中学校は国際教室を設置し、教員の数を増やすなど対応していますが、年度途中の編転入も多く、学校への負担も大きくなっていました。そこで2017年開設した「ひまわり」。児童・生徒の不安を軽減できるよう、丁寧にサポートします。
保護者向けに、日本の学校生活で必要なことや学校での保護者の役割を説明するガイダンスも開いています。
横浜市教育委員会 日本語支援担当 出川進課長「ここでやったものが学校で連携をしてできるように、子どもたちが順調に育ってもらえるように(学校と)手を取り合うのは私たちの大きな役割」