工夫いっぱい!土を生かした究極エコハウス

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日テレNEWS24

エコの工夫がいっぱい、究極のエコハウス。このガラス張りの一軒家です。場所は徳島県美馬市の山間部。住んでいるのは、神奈川県横浜市から移住してきた倉科智子さん。東日本大震災で電気も水道もストップした体験が大きなきっかけでした。
太陽光パネルが12枚、車のバッテリー10個にためています。水は雨水をろ過して使用。さらに使い終わった水で、室内に植えた野菜を栽培します。
倉科さん「この土の中をパイプが通っている。途中に穴が開いているのでお水がしみだしてくれる。自分のお風呂の水でキュウリが育ち、それを食べる私。不思議な気持ちでしたよ」
エコの工夫は建設段階から。壁の中に空き缶や古タイヤを埋め込みました。これが断熱材のかわりになるといいます。家の裏手にまわると…、天井のところまで土が盛られていました。
倉科さん「土の中の温度は年間を通して変わらない。それを利用している」
部屋の温度は年間を通じて、21℃くらいに保たれるのだそう。南向きの大きな窓ガラスからは、日がさんさんと降り注ぎます。暑い時には外のダクトをオープン。中は土管になっていて、入ってきた風が自然に冷やされ、部屋に流れこむ仕組みになっています。
この生活を多くの人に知ってもらおうと見学ツアーを実施。ゲストハウスとして使うことも考えています。
倉科さん「発想のひとつを何か持って帰ってもらって、いろんな新しいものが生まれたらすごく良い」