捨てられないひな人形に、第2の人生を

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日テレNEWS24

マージャン。ボルダリング。お買い物。ひな人形に、第2の人生を。
マージャンを楽しんでいるのは、ひな人形。結婚披露宴の会場では、三人官女がはしゃぎ、歌い、五人ばやしがバンド演奏。女びなは、男びなの顔出しパネルで遊んでいます。こちらは、オリンピックのスタジアム。観衆が見つめる中、ひな人形が踊っています。これらのひな人形は、家庭で飾られなくなったり、不要になったもの。
愛知県にある団体が引き取り、ひな人形に、もう一度人々の目に触れる場で、活躍してもらおうと始めた取り組み。
福よせ雛プロジェクト・吉野孝子事務局長「おひな様は捨てられない。買ってくれた人の思いまで捨てる気持ちになるから。どこかで使って頂ければ、おひな様が幸せになれるかなと思って」
警察署の玄関では、泥棒役やひったくり犯を演じ、犯罪への注意を呼びかけています。女性警察官が追いかけるのは、女子高生の制服を盗んだ左大臣。詐欺電話への対処方法や、ストーカー対策の講習会も。指名手配犯の写真などは、すべて本物です。空港に飾られたおひな様は、マスク姿。新型コロナウイルスへの注意を呼びかけています。
東海地方を中心に、20か所以上で展示。ユニークな展示方法は、SNSでも人気です。
人形を提供した人「自分が生まれた時に家族が買ってくれたもの。小物と一緒に飾られていて、今風で面白い」
吉野事務局長「ゴミにならない。捨てない。おひな様を通じて笑顔の輪が広がっていくのが一番の理想です」