「島が学校!」ある女子高校生の離島留学

視聴回数1,038,054

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(c) Nippon News Network(NNN)

日テレNEWS24

「岩手県から来ました」「岡山県です」――島根県、隠岐諸島の小さな島に、全国から若者たちが次々と「島留学」しています。理由は単純、この島が魅力的だから!過疎化を防ぐために、魅力的な高校を作ろうと、全国から生徒を島に募りました。
原恵利華さんも東京から「島留学」した一人。小学6年の時、ネットで見たこの島に一目ぼれ。隠岐島前高校へ入学しました。
恵利華さん「これからどんな高校生活が始まるんだろうかとか、ワクワク感が強かったです」
普段は寮で生活していますが、この日は、隣の西ノ島に住む“島親”のもとへ。恵利華さんの島親“第2のお母さん”こと近藤安子さんは――
「すごく楽しい。だってね、今、子どもが出た後だから、子どもがいると明るくなるじゃない」
島での暮らしを応援しようと地域のみなさんがそれぞれの生徒の親代わりを務めてくれています。今夜は、島親の家にお泊まり。晩御飯の支度も手伝います。
近藤安子さん「家でやってんの?ちゃんと(笑)」
恵利華さん「たまに自分で作って、それをみんなに振る舞いますよ」
近藤安子さん「何を作る?」
恵利華さん「ロールキャベツ」
楽しい夕食が始まりました。
「恵利華ちゃんは、得意な料理がロールキャベツ、カレーライス。今度、作ってもらいましょうね」
夏休み、恵利華さんは東京へ。半年ぶりの“帰省”です。友だちと秋葉原の街へ。隠岐の島もいいけれど華やかな東京の暮らしも…。卒業後の進路はすぐにやってきます。
恵利華さん「こっち帰ってくると、仕事モードっていうか、自分がやりたいこととかけっこう、まじめな自分になるっていうか」
早速仕事モード。自由研究の発表会です。
恵利華さん「私たちが考えた観光プランは『島民生活』というものです」
空き家をゲストハウスとして活用し、島民生活を体験してもらおうというもの。英会話を教えるジョセフが――
ジョセフ「ターゲットは誰?外国の人?」
恵利華さん「ヤング・ジェネレーション(会場から笑い声)」
隠岐の魅力を伝えたいのは自分たちと同じ、若い世代です。
春休みに東京に戻った恵利華さん。進路を母に伝えました。
恵利華さん「東京は別に正直なとこ帰って来たくない」
恵利華さんの母「だからなんで?」「2年ですごいなと思って。島でいい経験したのね」
大好きになった隠岐の島。来年は、島根の大学を目指すといいます。島親の近藤さんの家では約束のロールキャベツが―
近藤英史さん「うまい」
近藤安子さん「(Q:うれしいですか?)もちろんですよ」
島が学校。そこには、キラキラとした青春が輝いています。
※2015年10月放送、日本海テレビで制作したものをリメイク
【theSOCIAL×NNNドキュメントより】