自分の“見た目”テーマに一人芝居する女性

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日テレNEWS24

「確かに私の様な見た目のものにとって、この世は生きづらい」
長年、悩んできた自分の見た目をテーマに一人芝居をする女性、河除静香さん。顔の血管に異常な塊ができる顔面動静脈奇形という生まれつきの病。
静香さん「アヒルのガーコってよく言われましたね」
「汚い…」
「ばい菌がうつる…」
“人の言葉”に傷つきました。
母・秋美さん「よく育ったなという。『よくも恥ずかしげもなく連れて歩くね』とか言われましたよ。言われましたけど、なんでよ!だって1人の人間だし、別に引け目もないし、私はそう思ってます」
母・秋美さんは「普通に育てよう」と、努めました。そんな母のもと、明るく育った静香さん。仲の良い女友達もできます。でも、男性に対しては、強い苦手意識が…。
「『こんな顔だと、(好きな人に)告白したらだめだよね』みたいなことを(友人に)言ったら、泣きながら『なんでそんなこというの。あなたの武器は(明るい)性格だよ』と言われて。あれがなかったら今はない」
静香さんは4歳年上の悟さんと結婚。
夫・悟さん「面白そうな奴やなと。自分の中では見た目の重要性は関係ないというか」
静香さん「『人からジロジロ見られるのが嫌なら、俺が着ぐるみを着て隣を歩く』みたいなことを言って」
2人の元気な男の子も出産。ありのままの自分を受け入れてくれる家族に囲まれ、やっと自分のことを好きになれました。アザや傷、見た目に悩みを抱える人は、全国に100万人以上いるといわれています。
“見た目”に悩んでいる人がいることを知ってほしい。6年前から、自らの体験をもとに一人芝居を始めました。
劇中の静香さん「森の動物達はぼくの顔が嫌いなんだって」
静香さん「いろんな人がいることを知ることで、『あっ別に特別じゃないんだ』っていうのは分かってほしい」
静香さん、あなたはいま幸せですか?
劇中の静香さん「こんな見た目の私が本当に幸せになれるのかなって、心の片隅ではずっと不安だったの…。それでもね、一生懸命がむしゃらに生きてきたら、色んな所に幸せがあることに気がついて。私、とっても幸せでーすっ!!」