「よかった…残ってて」古い携帯の写真印刷

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日テレNEWS24

古い携帯はタイムカプセル。
古い携帯に電源を入れ、データを取り出すイベントが各地で行われています。古い携帯が起動できない理由は主にバッテリーの異常。それを、専用の機器で一時的に復活させます。
スタッフ「あ(電源が)ついた。よかった」
無事、起動したら自分で操作。好きな写真があったら、すぐにその場で印刷。プレゼントしてもらえます。ありったけの携帯を持ってきた女性。お目当ては…。
女性「娘の小学校の時の写真が入っているはず。15年ぐらい前の(携帯電話)」
スタッフ「プリクラ懐かしい」
女性「懐かしいでしょ」
女性「(電源が)入ったー!すごーい!」
しかし…。
女性「中に入っている写真を見るにはどうしたらいいか分からない」
教わりながら写真を探すと…。
スタッフ「お子さんですか?」
女性「そう!え~!小さい時はよく(写真を)撮っていたけど。こんな時が(あったのか)!」
女性「(Q:当時のことを思い出したり?)思い出します!こんなかわいかったんだなって。よみがえってきました」
娘さんたちの写真を印刷。
女性「キャー!画像がボケボケだけどうれしい」
「すごく良くいうと…味がある」
1か月前に飼い猫を亡くした女性。この携帯のどこかに子猫の頃の写真があるといいます。
女性「かわいがられていたからいっぱい写真が出てくると思う」
そこには…、飼いはじめた頃の猫の写真。
女性「よかった…残っていて。…会いたい」
これには…
女性「ありがとうございます…」
スタッフ「いえいえ…」
お店の人ももらい泣き。
こちらの女性のお目当てはお孫さんの“動画”。
女性「あった…!もう中学1年生になりました」
2017年から今までに約7000人が再起動を体験しました。行っているのはKDDIですが、他社の携帯も受け付けています。
KDDI株式会社・西原由哲さん「アンケートを取ったら9割の人は昔の携帯を持っているとおっしゃっていて、ただその中の6割は電源が入らないとか、入るかわからないという人が多かった。そうなると見たいけど見られない思い出の写真やメールとかが、困っている人がたくさんいるのではと思ってこの企画を考えました」