聖地エルサレム、そこには何がある?

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日テレNEWS24

まず、エルサレムの位置をちゃんと知っていますか。エルサレムは、東西に分かれていて現在は全てイスラエルが占領しています。
東西の境目には、約1平方キロメートルの旧市街があり、ここにユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとっての重要な場所が集まっているのです。それぞれの位置関係はどうなっているのでしょうか。
旧市街はユダヤ人地区、イスラム教徒地区、キリスト教徒地区、アルメニア人地区(キリスト教)、神殿の丘と呼ばれるエリアに分けられます。
ユダヤ人地区と神殿の丘の境にあるのが嘆きの壁です。どんな場所なのでしょうか。もともとここにユダヤ教の重要な神殿があったとされています。しかし、破壊されてしまい、唯一残った部分が嘆きの壁とされています。男性と女性では祈りの場所が分かれていて、観光などで訪れる場合も、男性はキッパと呼ばれる帽子で頭を隠す必要があります。
壁の反対側はどうなっているのでしょうか。
神殿の丘と呼ばれるエリアはユダヤ教にとっても重要な場所ですが、現在はイスラム教徒が管理しています。ここには岩のドームなどがあり、中にある岩に触れたムハンマドが天に昇り神の言葉を聞いたとされ、イスラム教にとって重要な場所です。
では旧市街はキリスト教にとってどんな場所なのでしょうか
キリスト教徒地区には、イエス・キリストの墓とされる場所に建つ聖墳墓教会があります。イエスが磔(はりつけ)にされた丘もここにあったとされています。