伝統背負う男が語る“文化発信”に必要な事

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日テレNEWS24

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「外国人旅行者の消費額 初の4兆円突破」。古典舞踊の吟詠吟舞錦凰流三代目で、外国人観光客が楽しめる「サムライ剣舞」体験も開講している荒井龍凰氏が語る。
観光庁によると、去年、日本を訪れた外国人旅行者が消費した額は4兆4161億円と、初めて4兆円を超えた。消費の内訳を見ると、「買い物代」が37%と最も多く、次いで「宿泊料金」「飲食費」「交通費」となっている。ネット上ではこんな声があがっている。
「観光資源は多いからこの傾向は続きそう」
「受け入れ態勢が追いついていない気がする」
「シャッター商店街もこの波に乗れないか」
――龍凰さんに、この話題についてのご意見を書いていただきました。お願いします。
「真の評価」。吟詠吟舞錦凰流という流派の三代目として生まれ、技芸を継承していく中で、どうにか普及活動につながらないかなと思い、京都の後継者と一緒に“サムライ剣舞株式会社”というものを立ち上げました。そこでは訪日外国人向けに剣舞の体験ができる施設を運営しています。
そうすると、日本人が普及もしていないし知らないと思っていることも、外国人が評価することによって、新たな視点で見ることができたりとか、日本人でも知らなかったことを改めて知るきっかけになったりとか。
やっぱり第三者の目で“真の評価”をしていただくことが、日本の文化発信についてもいいのではないかという思いがあります。
――日本人の私たちこそ、日本の良さがわからないという部分がありますよね。