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※ 視聴回数は1日1回更新されます。大きな環境問題となっている海ゴミ。なかでもたばこは、年間4.5兆個もの吸い殻が自然環境に捨てられており、水生生物への影響が深刻な有害廃棄物だ。
そんなたばこの吸い殻をビーチから取り除くべく、現在開発が進められているのがAIロボット「BeachBot」だ。
画像で学習したAIがたばこを自動検知・回収
「BeachBot」は、砂上の移動に適した大きな車輪で移動しながらビーチを探索。搭載カメラで前方と下方を確認し、たばこの吸い殻を検知すると2本のアームで拾い上げ、内部に収容する。
たばこの吸い殻をロボットに正しく認識させるには、大量の画像を集めてAIに学習させる必要がある。そこで開発元のTechTics社は、Microsoftの画像取引アプリ「Trove」を活用。
砂に埋まった吸い殻の画像を広く募集し、有用な画像を1枚25セントで買い取るしくみを構築・運用している。
人間がたばこをポイ捨てし続ける以上、ゴミ回収ロボットを開発しても本質的な解決にはならない。だからこそ、多くの人が画像収集を通してプロジェクトに参加し、環境問題を考える機会を得ることを重視している。
プロトタイプのデモ実験に成功、現在も進化中
「BeachBot」は2020年夏に、オランダのビーチでプロトタイプのデモ実験を成功させている。
現在はより効率的に吸い殻を回収するため、「BeachBot」とセットで機能する探索特化型ロボットも開発中だ。
また、プロトタイプはバッテリー式で約1時間駆動するが、将来的にはソーラー式を目指している。さらにたばこの吸い殻以外の海ゴミ収集も視野に入れているという。
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人間とAIが成長し合って、環境問題を解決に導く?
BeachBot