視聴回数839,543回
※ 視聴回数は1日1回更新されます。依存しやすい主なゲームは、MMOと呼ばれる同時参加型のオンラインゲーム、バトル系、戦略系ゲーム、ガチャが組み込まれたもの、パズルゲームなど様々です。
なぜ、ゲームやネットへの依存は起こるのでしょうか。それはアルコールや薬物への依存と同様に、脳内で異常が起きているからです。欲求を満たそうとゲームやネットをするほど、脳は神経伝達物質であるドーパミンを分泌し、快楽や喜びを感じます。ただし、ドーパミンは有限なのでやがて枯渇し、焦りや不安、退屈を感じるように。不快で苦しい状態から抜け出すため、ゲームやネットを長時間続けるようになると、もはや自分の意思ではやめられません。ゲームでの課金が高額になって多額なローンを抱えたり、親の財布からお金を盗んだりして家族関係が険悪になることも。
回復には第三者の力を借りることをおすすめします。ゲーム障害は、主治医や心理カウンセラーとの面接、さらに集団プログラムを並行して行うと効果的です。とはいえ、ちょっとしたきっかけで失敗してしまうのはよくあること。ですので、本人も周りも失敗を責めるのではなく、ありのままの姿を受け入れながら、根気よく治療を続けていくのが大切です。重症になると入院して専門家の元で断ネット(完全にネットを使用しないで過ごす)しながら生活を立て直すことも検討します。
【出典】『短時間でしっかりわかる 図解 依存症の話』
大石雅之 著