身近なものが依存対象に?主な依存症の種類とは【短時間でしっかりわかる 図解 依存症の話】

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依存は物質依存、プロセス依存、関係依存に分けられます。
 物質依存は、体内に取り入れた何らかの成分によって得られる快楽や刺激のために起こります。代表格はお酒や薬物、たばこなどへの依存。繰り返すほどに、飲む量や使用回数が増える傾向があります。近年では処方薬や市販薬への依存も問題となっています。簡単に手に入りやすいことから習慣化しやすく、依存状態になってしまう人が増えているのです。
 プロセス依存は、ギャンブルや窃盗などで忘れられないスリルや興奮、達成感を味わったことがきっかけになります。繰り返すうちに脳の報酬系が活性化し、行為がもたらす強い快感は、まるでアルコールや薬物を摂取したかのような錯覚を起こします。経済的破綻や捕まるなどのリスクがあっても、歯止めがきかなくなってしまいます。
 DVやストーカーをはじめとする関係依存は、相手や自分を傷つけてしまうようないびつな人間関係から離れられなくなっている状態です。その根底には、自分を否定する心理や自尊感情の低さといった心理的苦痛があります。
【出典】『短時間でしっかりわかる 図解 依存症の話』
大石雅之 著