中村倫也、キャスト陣から容疑者扱いで「僕の人間性否定している?」

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12月4日に公開を迎えた映画『サイレント・トーキョー』。ORICON NEWSでは、主演の佐藤浩市をはじめメインキャストの石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼の7人に独占インタビュー。もしも、この映画に出ていなかったら…と仮定して“素人目線”で予想する犯人、そして本作に込めた思いを語ってもらった。
本作の舞台はクリスマス・イブの東京。突如勃発した連続爆破テロ事件でパニックに陥り、事件に巻き込まれていく登場人物たちの思惑が交錯するサスペンスストーリーで、事件を起こすもの、事件に翻ろうされるもの、それぞれの視点が99分ノンストップで切り替わり展開される群青劇で描かれる。
佐藤が演じるのは、連続爆破テロ事件の容疑者・朝比奈仁。石田は、買い物の途中で事件に巻き込まれる主婦・山口アイコ。西島は、一連の事件を独自に追う渋谷署刑事課・警部補の世田志乃夫。中村は、不可解な行動をとるIT企業家・須永基樹。広瀬は、興味本位で犯行予告現場に来てしまう会社員・高梨真奈美。井之脇は、犯人に仕立てられるテレビ契約社員・来栖公太。勝地は、世田とバディを組む生真面目な新人刑事・泉大輝を演じている。
素人の目線で「もし自分が出演していなかったら誰が犯人と予想する?」という質問に、7人中6人が中村に投票。中村を指した佐藤は「彼がそう(犯人)であるということが自然に物語が進んでいけるし、そうじゃないとなぜ彼が登場するのか、理由がわからなくなってしまう。素人目線ではね!」と理由を話す。
自分で自分に投票した中村は「ここまで圧倒的になるとは思わなかった…」と驚きつつ「僕が犯人です!」とまさかのネタバレ(?)も。同じく中村に投票した勝地は「犯人カットみたいなものを撮っているから! シンプルにあやしい」と笑う。すると、中村は「この中にいない人で、一番あやしい人を知っている」と切り出し「野間口(徹)さん。一番犯人っぽい。だいたいメガネの奥が笑ってない」といい、キャストたちの笑いを誘った。
唯一、西島に投票した石田は「熱血でさわやかな人ってあやしいじゃないですか」といい、西島は「取材でも言われたんですよ。『この人、絶対犯人だ!』って(笑)。刑事だしみじんもあやしさを見せてないのに」と返していた。
■本作の見どころについて
・佐藤浩市
各々背景がありますが、それを削ぎ落とすことによってケミカル反応が生まれてくるんじゃないかという製作陣の期待があったと思う。そういう中で作られた99分。良く言えば、ウェットな感覚がない日本映画です。そこがおもしろいと思います。
・石田ゆり子
パズルのピースのように交わらないんだけど、すごいスピードで進んでいく物語。先入観もなにも持たずに、ただ楽しんでもらえたらと思います。
・西島秀俊
この映画は、理不尽な出来事が起きた人たちの心の変化が描かれています。僕の役も過去に理不尽な暴力を受けて、傷を抱えています。人によって、受けた傷も深さも違う。お互い、どれだけの傷を受けたのかを感じとっていくところがあって、それは今の世界の状況となにかリンクする気がしていて、そういう見方もできると思います。
・中村倫也
クリスマスに公開される映画は、恋愛ものや家族や子どもと見るアニメーションのイメージがありました。こういう独特な日本映画があってもいいのかなと思っています。多くの方に見ていただいて、この感覚も一興だなと思ってもらえたら、この作品がある意義ができると思っています。
・広瀬アリス
私が演じたのは日常が日常ではなくなる瞬間を体験している女性です。日常でなくなるという意味では2020年とリンクしていると思っています。私の役目線で見ていただけると、いろいろと感じることがあると思います。
・井之脇海
ジャーナリズムのぜひだったり、SNSや動画配信サイトで情報があふれている世の中で、自分で情報を選択する大切さ。そういうことを役を通して見ていただけたらと思っています。
・勝地涼
理不尽な暴力を受けたときにどう立ち直っていくのか、どう修復されていくのか。それを見てもらいたいのもありますし、エンターテイメント的には爆破を止めるまでが多いと思いますが、そこではなくて(爆破が)起きて物語が進むところもおもしろいところです。