はやぶさ2の秘密兵器で46億年の謎解明?

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日テレNEWS24

3年半をかけて、地球から約3億キロ離れた小惑星リュウグウまで旅を続けた“はやぶさ2”。この探査機に搭載されている世界初の秘密兵器が、太陽系46億年の謎を解明してくれるかもしれない。
2014年12月に打ち上げられたはやぶさ2のミッションは、地球から約3億キロ離れた小惑星リュウグウの土を持って帰ってくることだ。そのため、はやぶさ2には、秘密兵器“衝突装置”が搭載されている。
はやぶさ2の世界初のチャレンジは、この装置で人工クレーターを作ることだ。はやぶさ2から落とされた円柱状の金属に詰め込まれた弾丸を、爆発の力でリュウグウに衝突させ、表面を掘り返して人工クレーターを作る。
クレーターから採取されたリュウグウ内部の土には、太陽系が生まれた46億年前の状態のまま、有機物や水分子を含む鉱物が残っていると考えられている。このはやぶさ2の探査により、太陽系の成り立ちや生命の起源を解き明かすことが期待されている。
はやぶさ2はこれから更に1年半をかけて、温度などの変化を観測しながらリュウグウで3回のサンプリングを行い、2020年末に地球に帰還する予定だ。