極限の薄切り食パン 目指すは100枚切り

視聴回数3,458,147

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(c) Nippon News Network(NNN)

日テレNEWS24

極限まで薄く切った食パンの写真がツイッターに投稿され、話題になっています。どんな人がどのように食パンをカットしたのか取材しました。
1斤の食パンを73枚にカットした超薄切り食パン。1枚1枚の薄さは約1.6ミリです。
通常、1斤の食パンの1辺の長さは12センチです。よく見る6枚切りと比べると、73枚切りの薄さが分かります。この薄さまでどうやって切っているのでしょうか。
使うのは、他のパンを切るものと同じスライサー。30年もので、厚さの設定は一番薄いもので2ミリまでしかありませんが、微妙な力加減で調整することで、パンを2ミリ以下にスライスできるそうです。
1斤分を切る場合には、2斤分の長さのものをスライサーにセットして切っていきます。1斤をスライスするのに20分近くかかります。気温や湿度も影響し、パンのコンディションによっては薄く切ることができません。そのため、薄切り食パンだけの販売は行っていません。
代わりに、薄切り食パンを使った商品を販売しています。地元の農園などとコラボしたサンドイッチは、パンが薄いために具がぎっしり詰まり、ローストビーフとローストポーク、新鮮野菜の味を一度に味わえます。
薄切りパンにクリームをはさんだミルフィーユは、食パンとは思えない触感で想像を超えるとSNSで話題になっています。
薄切りパンを重ねたラザニアも、パンにペーストがなじむため、パスタとは違ったおいしさが味わえます。
そして、人気のラスク。薄切りパンを焼き上げて、パリッとした食感が楽しめます。これらの商品は、薄切りパンができたときにだけ販売されます。
薄切り食パンを作った上島さんは、食パンを切るスライサーに小さいころから憧れがあったといいます。
「好きすぎて興味本位から始まり、どれだけ薄く切れるんだろう、何枚に切れるんだろうっていう、本当にそれだけのことがきっかけです。いつか100枚は切りたいと思っています」