現代に生きるモダンガール その生活とは?

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大正末期から昭和初期に輝いた女性“モダンガール”の文化を、現代に再現する女性がいます。驚くのはその徹底ぶり。現代に生きるモダンガールのこだわりとは?
冷蔵庫は氷で冷やす木製のもの。乾燥しないため、食材をみずみずしく保つことができます。音楽鑑賞は手回し式で、電気を使わない大型蓄音機。掃除は主にほうきで行います。
さらに、家は文献を参考に、夫と共に設計。大正時代をほうふつとさせるデザインで、家具や調度品もそろえました。
“日本モダンガール協會”の代表・淺井カヨさんは、古い建築物に興味を持ったことから、当時流行の最先端だったモダンガールのファッションやその頃の生活様式を、10年以上前から取り入れるようになりました。現在は、音楽史研究家の夫・郡修彦さんと2人で暮らしていて、不定期で“蓄音器鑑賞会”や“建物紹介”を行っています。
このような生活を送る淺井さん。子どものころからアトピーやぜん息など、アレルギーがあり病気がちだったとのことですが――
「好きなことしかやらない。なるべくそういうことだけで活動していると、本当に元気になった」
むやみやたらと昔の物を使うというわけではなく、自分に良いと思うものを取り入れていった結果、このような生活スタイルに至ったといいます。なにか困ることがないか聞いてみると、こう答えてくれました。
「携帯電話を持っていないので、外から電話するとき公衆電話を探さないといけない。最近は公衆電話が減ってきてちょっと困る。ただその不便もおもしろい」