万引き防止カメラ、人のどこを見てるのか?

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日テレNEWS24

万引き防止カメラの実験映像。怪しい人物が映るとカメラが教えてくれるといいます。
行動は3パターンで検知されます。白い枠で囲まれている状態は、通常の行動の場合。しかし、少し辺りを見回すなど不審な様子が見られると黄色の枠に変わります。さらに辺りを「キョロキョロ」する行動を検知すると、赤い枠になります。これは万引き犯によくみられる行動だといいます。実際の映像を見ると――
スーパーで移動しながら周囲を落ち着きなくキョロキョロと見まわし、次の瞬間、商品をカバンの中に入れました。
また書店でも――
ある男は立ち止まって、何度もキョロキョロと周囲を見回しています。そして書籍を素早くカバンの中に入れました。
実は、このキョロキョロする動きは万引き犯特有の行動なのです。万引き防止カメラにはAIが搭載され、万引き犯の行動を学習して、自らが撮影している映像を解析し検知できるのです。つまり、赤い枠の人物は万引きを行う可能性が高いと、カメラが認識したものです。
しかし、これだけでは防止にはなりません。そこで、不審行動を検知した瞬間に店員のスマホに、静止画を転送。それを受けて、店員が「いらっしゃいませ。お探しの商品がございましたら、お声がけください」と声かけをします。
実は万引き防止には店員による声かけが最も効果的だと言われています。ドラッグストアでの試験運用では、万引きを約4割減らすことができたといいます。
「もう一人の店員や警備員がいるつもりで」「未然に万引きを防ぐと」(アースアイズ代表取締役・山内氏)