平日2時間だけのラーメン店 その理由は?

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日テレNEWS24

平日に2時間だけオープンする大阪のラーメン店が、連日、賑わいをみせている。なぜ2時間だけなのか、それには理由があった。
店があるのは大阪の福祉センターの中、施設に通う知的障害者たち18人が働いている。調理場のいたるところにメモ書きが貼られていた。
「麺を入れたら湯がく」
「すすぐ場所」
作業のルーティーンがすべてメモに書かれているため、知的障害者も迷わず一定品質のラーメンを提供することができる。
現在は知的障害者の集中力、体力を考慮し平日のお昼2時間だけの営業だが多い日には約50人の客が訪れ、ラーメンを楽しみ、そして知的障害を知る場所になっている。
今後は当事者の意思を尊重しながら営業時間の拡大も視野に入れている。
ラーメン店で働く女性「チャーシューの仕込みは楽しいと思う。楽しいときにうれしいです」
住吉総合福祉センター館長・原田徹さん「人は必要とされることを必要とする。彼らもここのラーメン屋さんで、彼らを必要とする場所があると、場所を作ることが僕らの役割だし、それは障害があるなしにかかわらず、誰にとっても必要だと思う」