世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「乳幼児の約2割 ほぼ毎日スマホ」。クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」を運営する中山亮太郎氏に意見を聞く。
ベネッセ教育総合研究所の調査で、0歳後半から6歳の乳幼児の約2割が、「スマートフォンにほとんど毎日接している」との結果が出た。4年前に比べ、2倍近く増えたことになる。ネット上では、こんな意見があがった。
「頼らないのが理想。でも無理だった」
「病院の待合室で騒いだ時に見せる」
「待ち時間の時こそ、親子の会話と思う」
最近は、音声入力でスマホを動かす子どももいるそうだ。
――中山さんに、この話題についての考えをフリップに書いていただきました。
「本当の21世紀」。乳児のスマートフォン使用に対しての賛否はあると思うんですけれども、おそらくテレビが初めて出てきた時も同じような議論はあったと思っていますので、“便利”という時代の流れには中々あらがえないと思っているので、そこは置いとくんですけども。
多分いまの2017年って、「あの頃抱いていた21世紀に本当になっているのかな」という部分でいうと、なんとなく遅れている気がしているんですね。まだ僕らが描いた21世紀になってないと。
ただ、この子たちのような、生まれた瞬間にスマートフォンを使っている“デジタルネーティブ世代”がちょうど30代になるのが2050年前後で、いや応なしに21世紀になっている時。もう20世紀の事とか語られてないと思うんですよね。その時にこの子たちが「本当の21世紀」を創っていく世代になっていくのかなと。ですから、僕にとってはワクワクするニュースだなと思っています。