自民党は、小選挙区・比例代表ともに優位に戦いを進めていて、単独で衆議院の過半数233議席を大きく上回る勢いとなっている。自民党の勢いは止まらないのか。
選挙は最後の最後まで分からない。「アンダードッグ効果」=「負け犬効果」というのを聞いたことがあるだろうか。事前の情勢調査などでよく言われるアナウンス効果のひとつだが、リードしている側を大勝させないようにとバランスをとって、「不利とされている側の人に投票する」という人も意外と多い。
この選挙戦の期間中に、例えば北朝鮮のミサイル対応などで1つでも安倍政権が失敗したとすると、共産党や社民党などの野党各党はこの時期での解散を非常に批判しているので、勢いづくということがあるだろう。
それだけに安倍首相は、地方への選挙応援も泊まりがけでは行かず、必ず東京に戻る予定を組むなど、隙を作らないようにと気を配りながらの選挙戦となっている。