80歳の事件記者、人生変えたあの日の言葉

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日テレNEWS24

中京テレビ三重支局・服部良輝記者(80)。記者魂とは何なのだろうか。
「フットワーク軽く。それ(直接会うこと)が人間関係作っていく一番のポイントなんですね」「相手の懐に入る、雑談でいいんです」――服部記者は、三重県警捜査一課に足を運ぶことを記者として日課にしてきました。
服部記者「事件性の有無はどうですか?」
三重県警・中村さん「これからの見極めですね」
自分の足で情報を取る、これが事件記者としての流儀。この日も朝から事件が…すかさず電話取材を始めます。取材した情報をもとに記事を手書きで書いていきます。これも半世紀続けたスタイルです。
そんな服部さん、記者の道のりは新聞社のドライバーをしていたことがきっかけでした。
服部記者「学校も何も出てないし、こんな自動車運転手から(記者に)なれないでしょって言ったら、いや今は時代が変わってきている、そんなことはない。やる気、今で言えばモチベーションですね。そういう意識が本人にあるなら、こちらの方で応援するということでね」
服部さんのまじめな仕事ぶりに目をつけた新聞社の報道部長からの言葉でした。その後26年間新聞社で勤めあげ、56歳の時に中京テレビに移籍。以来24年間、事件記者を続け、先月引退しました。
「(仕事は)飽きませんね。飽きちゃしまい。仕事にほれないと」「やっぱり仕事はプロである以上、人なりに一生懸命にやれば必ず結果がついてくる」
80歳で現役は退きますが、服部さんの熱い記者魂は、次の世代へ引き継がれます。