大量発生…ボートの聖地が「水草」でピンチ

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日テレNEWS24

埼玉県の戸田漕艇場では今、大量の水草が発生し除去作業に追われています。ボートの練習中もオールに水草が絡まり、思うように前に進めません。転覆してしまうこともあるそうです。
練習していた男性「いやいやいやー、すごいよそこは、むちゃくちゃだよ」
大量発生するのはこれからの時期。県では刈り取り船を出して、6月の大会シーズンに向けて、本格的な除去作業を行っています。朝8時半から夕方5時まで作業。1日に11.5トンの水草を除去するそうですが、刈っても刈っても発生してしまうといいます。そのため、この場所で練習する人たちも練習の合間に除去作業を行っています。
水草の大量発生の原因として考えられているのは、水質が良くなったこと。以前の漕艇場は濁っていましたが、濁りの原因となるプランクトンを食べるイケチョウガイを入れたことで水質が良くなり、透明度が高くなりました。しかし、今度は光合成を行いやすい環境になってしまったため、水草の成長が進んでしまったと考えられています。
前回の東京オリンピックで競技会場となったボートの聖地。これからの時期は大会も開催されるため、どうにか整備しなくてはと管理者は頭を悩ませています。