「事件死体見逃さない」女性検視官に密着

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日テレNEWS24

遺体が見つかると、速やかに出動し、事件性の有無を判断する警察官がいます。それが「検視官」です。その「検視官」に神奈川県警で初めて就任した女性警察官を取材しました。
寝室で発見された高齢男性の遺体の検視が行われようとしていました。「チャックは元々はちゃんとしてた?発見時」――検視を行っているのは、鈴木晴美警部(46)。遺体に直接触りながら、硬直状況を確かめることで、死後、どれくらい時間が経ったかなどを調べます。検視が終わると、本部に報告します。
「所見終わりまして、特に事件性ございません」
鈴木さんは今年、神奈川県警初の“女性”検視官に就任。これまで刑事課長や、捜査第一課で捜査班のリーダーなどをつとめてきました。刑事としての経験が10年以上で、警部であることから検視官に抜てきされたのです。
鈴木警部「事件死体を見逃さない」「自分が最後の砦(とりで)にならないといけない」
検視官の重要な任務は遺体が見つかると、速やかに出動し、事件性の有無を判断することです。今度は高齢男性の遺体の検視です。
「転倒癖があるという話で具体的な話は聞けてない?」「(現場で撮った)写真ありますか?」――鈴木警部は、矢継ぎ早に質問しながら、検視を行っていきます。
鈴木警部「硬直はね、もう緩解状態」
遺体の硬直はすでに解けているため、死後、時間がかなり経っているとみられます。男性には持病があり、目立った外傷もないことなどから、事件性はないと判断しました。検視官として捜査の最前線に立つ鈴木さんの思いは――
鈴木警部「“女性初”は特に関係なく“初めて検視官”という思いで一から勉強」