廃線利用のアトラクションが観光スポットに

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日テレNEWS24

人々の移動の足としての役目を終えた鉄道路線が今、意外な形で活用されている。
日本一、高さ105メートルの廃線アトラクションがすごい!
乗客を乗せて進むのは、屋根も窓もない開放的な車両。横目には壮大な山々が広がる。105メートルという高さは大阪の通天閣とほぼ同じ。この高さで約5分間停車する。
このアトラクションは2008年に全線廃線となった宮崎県の高千穂線を活用したものだ。現在は高千穂あまてらす鉄道として、地元の観光スポットになっている。平日の午前中にもかかわらず乗客でいっぱいの車両が駅を出発した。
新緑の中を走り抜け大自然を満喫。トンネルでは天井を色鮮やかにライトアップする演出も用意されていて、異空間を旅するような気分にしてくれる。
そしてクライマックスには日本一高い鉄橋からの絶景が待っている。乗客からは「下見てすごいよね」「ガラスって知らなかった」といった声が聞かれた。車両の床をガラス張りにするなど細かい演出も功を奏し、世代を問わず多くの観光客を呼び込んでいる。
高千穂あまてらす鉄道以外にも、こうした廃線跡の活用は全国で広がりを見せている。役目を終えた廃線跡が地域を盛り上げる存在として今注目されている。