社畜アプリ?営業マン監視ツール開発のワケ

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日テレNEWS24

会社の営業マンを“1歩単位”で監視できるスマホアプリが、ネットで話題になっています。なぜこうしたアプリを作ったのか、開発した会社に話を聞きました。
「新しい社畜システム」「営業マンを1歩単位で監視」――ネットで話題のアプリがあります。営業マンの業務中の歩数や、部署内での歩数の順位がわかるというものです。
そもそもは、営業マンの業務報告などをスマホでできるアプリですが、歩数管理ができるようになった途端、ネットがざわつきました。「行動監視の要望をカタチにするとこうなるのか」「過酷な労働になる可能性…」という声もあがっています。
社員監視と呼ばれることに、開発会社はどう答えるのでしょうか?すると、意外な話が飛び出しました。
「この仕組みを使ってほめてもらう。新人のモチベーションアップに使える」
新入社員にとって慣れない営業は、契約が取れなかったときに「営業をさぼっていたのではないか?」と、頑張っているのに怒られることがあります。しかし、このアプリで歩数がわかることによって、「歩数は部署で1番だから、あきらめずに頑張ろう!」と、新入社員のフォローができるのです。
そして、こんな遊び心も。同じアプリを導入した全国の営業マンの1日の歩数が比較でき、そのランキングが表示されます。例えば、三重県と表示されているのは、三重県にある会社のとある営業マンの歩数です。面白がるツールとして使って欲しいと言います。
「グループの中で誰が一番歩いているか?ゲーム的に盛り上がる」
これを導入したある企業では、売り上げは上がっていないそうですが、“歩いたね賞”というかたちで賞をあげているということです。