食事を「耳」で味わう?ASMR研究から生まれた音が鳴る食器シリーズ「Sonic-seasoning」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

動画コンテンツの1つのジャンルとして人気を博すASMR。炭酸水のシュワシュワ音、肉を焼くジュージュー音、食べる時の咀嚼音など、聞いているだけで何だかリラックスしたり、味や食感を擬似的に感じられたりする。
​イギリスの美大生が開発した「Sonic-seasoning」は、そんな食と音の相互作用を新たな視点で高めようと試みる意欲作だ。
味や柔らかさに応じてさまざまな音が鳴る
「Sonic-seasoning」は、一見パステルカラーと丸みのあるデザインが可愛らしい普通の食器だが、ユニークなのは食事するときに音が鳴ること。
食器のセンサーに反応してスピーカーデバイスから音が出るしくみで、このスピーカーデバイスは器の下にセットできる。
音はピッチ・コード・長さが設定されていて、たとえばフォークで固く酸っぱいものを刺すと高い音が短く鳴る、スプーンで柔らかいものをすくうとメジャーコードの和音が長く鳴るといった具合だ。
シロップ入れは、たらす量が増えるほど音が耳障りになっていく。いつも糖分をつい取りすぎてしまう人や、味覚障害を持つ人に便利だ。
鳴らす音量・長さ・ピッチはコントロールモジュールで簡単に調整可能。
音色は音響効果の専門家レビューやASMR研究に基づき、人が音から受ける感情や食欲の変化を踏まえて設計されているという。
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これからの食事体験は聴覚への刺激がカギになるのかも?
Sonic-seasoning