グラスロッドからカーボンロッドへ その2

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1970年代に入ると新たな化学繊維が登場する。炭素繊維で出来たカーボン。アルミより軽く、鉄よりも硬いその新素材で、釣竿を1から開発・設計するという試みが始まる。各メーカーが競い合う中でダイワ精工(グローブライド株式会社)も名乗りを上げるが、その先陣を切ったのは、グラスロッドでも先行していたオリムピック釣具であった。ダイワ精工は後塵を拝すことになったが、オリムピック釣具に追い付け追い越せと、日夜努力すれど失敗の繰り返しに苦闘の日々を送る…。オリムピック釣具が最初のカーボンロッドを発売してから1年後、ダイワ精工はカーボンロッドの渓流竿「華厳」をリリース。今までにない軽さと調子、感度は釣り人たちから一日中川で釣っていても疲れないと好評を得、カーボンロッド開発の成功を収める。しかし、各メーカーがグラスロッドでは達成することの出来なかった、より長く、そして軽く、しかも丈夫という相反する鮎竿の攻略が残されていたのだった…。