テンカラ_前編 大町編

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ご存じだろうか。日本古来の釣りで「テンカラ釣り」という釣りがある。虫を模した毛鉤を使って鱒を釣るというものである。同じくトラディショナルな英国発祥のフライフィッシングも毛鉤(フライ)を使って鱒を釣るが、テンカラ釣りとフライフィッシングの大きな違いは、テンカラではリールを使わないという点。テンカラは至ってシンプルな道具立てで、竿・糸・毛鉤の3点しか必要としない。余分なものを削ぎ落した結果、道具は3点だけに絞られたと考えられる。これは、古来より受け継がれてきた日本人のモノの考え方、生活様式から生まれた哲学的なスタイルと言える。道具に依存しないテンカラ釣りは、釣人本人の腕次第で釣果に大きな差が出る。前編の大町編では、北アルプスの山々で獣や魚を獲って生計を立てていた職漁師たちのエピソードを紹介する。彼らは、供給が不安定なリアルなエサを必要とせず、道具もシンプルなテンカラで効率よく魚を獲り、旅館などに卸していたという。多い時には1日で200匹のイワナを釣ったという記録も残っている。だが、テンカラはいつ頃にどこで始まったものか、厳密な記録は明らかになっていない。伝承的に受け継がれてきたからだろうか、情報が他の釣りに比べて圧倒的に少ないが、そこには、一子相伝的な秘密があったと考えられる…