釣り針考古学 ポリネシアの人類移動(後編)

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ハワイ島を頂点にニュージーランドとイースター島を結ぶ三角形、ポリネシアントライアングルの広域で見つかる共通の釣り針があるという。3つ以上の部品で作られる「複合式釣り針」である。
カツオ漁の擬餌針、ルアーがそれに当たり、島によって使う材質の違いなどがある。結び目が突起なのか、それとも穴が空けられているのかなど、形は変わらずとも作り方の違いによって、島の関係や人類の移動を読み取ることが出来るのだという。
また、釣り針の素材は、島で採れるものによって変わるが、ハワイ島では人骨を使っていた。どのような人の骨が良いかというのは決まっていて「マナ」という霊的な力がたくさん宿っている人間。それは首長であったり戦士であったり、何故か頭の禿げた人であったりという。なのでカメハメハ大王の遺骨は、未だにどこに埋められたのか謎とされているという。