釣り針考古学 ポリネシアの人類移動(中編)

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ポリネシアン人のルーツは東南アジアの人類が祖先だという。では何故、東南アジアを離れ太平洋の島々に移動したのだろうか?
仮説の中には、人口が過剰に増加したことが原因という説や、戦争に負けて逃れたのではないか、などがあった。しかし、彼らが食べていたものや家畜などは、全てがアジア起源のもので、それら全てを一揃い持って移動していた。そのことから、単に逃げていったとか飢饉にあったとは考えにくく、計画的な移動であったといわざるを得ない。真実は依然謎に包まれたままである。
また、船による移動の航海技術は、特別な器具などを全く用いず、自然現象の観察のみで、位置や方角を正確に読み取り航海を行っていた。また、釣り針は基本的に3種類あったといわれ、一つの素材から作る「単式釣り針」。軸と先端部分を組み合わせる「組み合わせ釣り針」。軸と先端、それ以外の部品を用いて作る「複合式釣り針」があり、この「複合式釣り針」はカツオなどの回遊魚を釣る擬餌針・ルアーだったのだという。