アメリカンFF/セオドアゴードンとキャッツキル その2

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フライフィッシングとは、水生昆虫に似せたフライ(毛鉤)を使ってトラウト類を釣る方法である。「マッチ・ザ・ハッチ」といわれる釣りがあるが、その釣りとは、羽化するメイフライ(カゲロウ)などを魚が追う時期に、ドライフライという水面に浮くフライを使って釣りをすることを主に指す。英国から始まったフライとセオドア・ゴードンが作り上げたアメリカのフライ。その違いはアメリカに生息する水生昆虫を模したことと、広くゆったりと流れる大きな川に適したスタイルであると言われている。アメリカのドライフライの元祖ともいえる彼が生み出したフライ「クイル・ゴードン」。このドライフライからアメリカンフライフィッシングが始まった。
ゴードンには心許す友人が2人いた。ハーマン・クリスチャンとロイ・スティーンロッド。共に名を残すフライタイヤーである。しかし、友人にも決して見せることがなかったものがあるという。
キャッツキルの自然、そしてよく釣れるというドライ・フライが生まれたことで、都市部からの釣り人たちが一気に増え、アメリカン・ドライ・フライの潮流が花開いていくのである。