和製ルアー タイカブラのルーツ

視聴回数881,595

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
©釣りビジョン

株式会社釣りビジョン

ルアーは舶来物ーー海外から輸入された釣法だと認識している方が多いのではないだろうか。
マダイ狙いに使われるタイカブラ、もしくはタイラバと呼ばれるルアーは、今から100年以上も前に日本で誕生したルアーなのである。
そんな和製ルアー・タイカブラは、鯛をメインターゲットとしながらも、ブリやハマチなどの青物やハタ類などの根魚も釣れる万能性、
『底に落としてから、ただ巻くだけ』と、ビギナーでも簡単に出来る容易性が魅力。
釣り糸を垂直に垂らして狙うバーチカルな釣法としては、ジグと呼ばれるスリムな金属をベイト(小魚)に見立て青物などを狙うジギングという釣法があるが、
ジギングはアクションを重んじる傾向がある一方、タイラバは、一定の速度で巻き上げる安定性が重要視される。
ただし、カラーや巻き上げ速度など、微細な調整が釣果に影響を与えることも多く、シンプルが故の奥深さも備えている。
余計なものをそぎ落とし機能性溢れるこの究極のルアーは、古来より脈々と伝承され、今も初心者・ベテランを問わず多くの釣り人を魅了し続けている。