テンカラ_中編 秋山郷編

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ご存じだろうか、日本古来の釣りで「テンカラ」という釣法がある。毛鉤を使ってヤマメやイワナといった鱒を釣るというものだ。英国発祥のフライフィッシングも毛鉤(フライ)を使って鱒を釣るが、テンカラ釣りとフライフィッシングの大きな違いは、リールの有無にある。テンカラは至ってシンプルな道具立てで、竿・糸・毛鉤の3点しか必要としない。余分なものを削ぎ落した結果、道具が絞られていったものと考えられており、これはかつての日本人のモノの考え方、生活様式にも繋がっている。道具に依存しないテンカラ釣りは、釣り人本人の腕次第で釣果に大きな差が出る。中編の秋山郷編では、秋山郷最後の職漁師と言われた故・山田重男氏からノウハウを受け継いだ息子・和幸さんが、馬の尻尾から作る釣り糸・馬素(バス)の作り方から釣り方までを、当時のエピソードを交え紹介する。ここ秋山郷では、その昔、秋田マタギが狩猟や魚獲りを教えたと語り継がれている。貴重な職漁師時代のテンカラの道具、昔ながらの釣り方、そして当時を語り継ぐことはやがて途絶えてしまうのだろうか…