JFK暗殺事件 54年の時を経ても残る謎

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日テレNEWS24

 54年前に起きたアメリカの“ケネディ大統領暗殺事件”。その捜査状況を記した最後の機密文書が公開されたが、トランプ大統領の判断により全面公開とはならなかった。なぜ今もこの事件が注目されているのか。
 43歳という若さでアメリカ合衆国大統領に就任したジョン・F・ケネディ氏。外交ではキューバ危機を切り抜け、国内では公民権運動に積極的に取り組んだ。
 事件が起きたのは1963年11月22日。大統領再選を目指す遊説で訪れたテキサス州ダラスで行ったオープンカーでのパレード中だった。ケネディ氏の隣にはジャクリーン夫人の姿も見える。沿道には多くの人が集まり、警察やSPなどに囲まれた厳戒態勢の中でのパレードだった。
 しかし、突然銃声が鳴り響き、ケネディ氏は何者かに狙撃された。その後、すぐに病院へ運ばれたが、狙撃の約30分後にケネディ氏の死亡が発表された。
 実行犯は、元海兵隊員のリー・ハーベイ・オズワルドとされ、事件後、1時間足らずで逮捕された。しかし2日後、そのオズワルド容疑者も、ケネディ暗殺を恨んだと話す男に射殺されてしまった。
 のちに、事件の調査委員会は、オズワルド容疑者の犯行と結論づけたが、事件の黒幕や共犯者の存在をもめぐって、真相は不明な点が残されたままだ。マフィアや情報機関、軍需産業の関与など陰謀説もくすぶり続けている。