2分でわかる“原発問題”各党の立場は?

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日テレNEWS24

 2分で分かる選挙の争点。今回は「原発問題」。東日本大震災で起きた福島第一原発事故、これを機に原子力発電の安全性が問われ、すべての原発が停止した。しかし2014年の衆院選で自民党は、原発は低コストで安定的に発電できる電源だとし、再稼働を公約に掲げ、過半数の議席を手にした。
 現在、42基ある現役の原発のうち、すでに5基が再稼働済みで、さらに9基に対し、原子力規制委員会の事実上の合格が出ている状況だ。原発の再稼働に対する各党のスタンスはどうなのか。
 自民党と日本のこころは、安全性を確保した上での原発再稼働に賛成で、今後も原発の活用に前向きだ。
 一方、公明党、希望の党、日本維新の会は、当面の原発再稼働に賛成だが、将来的には原発ゼロを目指すとしている。
 対して原発ゼロを目指し、再稼働も認めないという立場は、共産党、立憲民主党、社民党だ。原発の代わりに太陽光や風力などの再生可能エネルギーを推進していくとしている。
 しかし原発についての各党のスタンスは、不明確な点が多いことも事実だ。原発と共存していくなら、万が一の事故やテロ対策は万全なのか、反対に原発ゼロに進むなら、確かな工程表が必要になる。
 どのプランが実用性があるのかを、選挙後も電力を使う1人1人が、主体的に考えていく必要がある。