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※ 視聴回数は1日1回更新されます。送って、切って、送って、切って…立っている木をつかんで伐採、水平にしてそのまま丸太に。秘密は、ハーベスタヘッドと呼ばれるこの機械。抱きつくように木をつかみ、内蔵されたチェーンソーで伐採。つかんだ木をローラーで送り出し、チェーンソーが降りる仕組み。1時間に100本以上の木を切ることができるといいます。
価格は1台1000万円以上。木材の生産性向上を目的に、ヨーロッパを中心とした林業の現場で導入されています。労働力不足を抱える日本の林業でも導入が期待されていますが、道路交通法の規制などから、専用車両の導入が難しく、部分的にしか利用されていません。そのため日本では、今も人の手によるチェーンソー伐採が主流です。
ハーベスタヘッドを開発するメーカーは――
コマツ林業機械事業部長・坂井さん「チェーンソー伐倒って非常に危険な作業で、労働災害率が非常に高いと言われています。安全の担保ということから考えると、ハーベスタヘッドは、日本の林業に十分貢献できると考えています」