“ダウン症の書家”力強い線や優しい線書く

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日テレNEWS24

宮崎県に住むダウン症の男性。書家として活躍するこの男性が来月、北海道で個展を開催することになり作品作りに励んでいる。
ダウン症の書家、有馬圭太朗さん。力強い線、時には優しい線を。その時々の思いで、文字の表情が変化する。この日は、個展にむけての作品作り。来月、北海道での個展開催が決定した。書いた文字は「祈り」。
宮崎県在住の圭太朗さん。東京や福岡など県の内外で個展を開催。パン屋さんのロゴを制作したり、パフォーマンス書道でイベントに出演したりと、年々、活動の幅を広げている。
両親が経営する美容室にも圭太朗さんの作品があり、お客さんからも好評だ。
圭太朗さんの父・康志さん「自慢したいのか何なのか、ニヤニヤしながら(書道を)やっています。普通の人達と一緒に、普通にいられるようになった」
記者「書道を通してですか?」
父・康志さん「だと思いますね」
二人三脚で歩んできた書道教室の石原真子先生は、圭太朗さんが素直に感情を出せる相手だ。
石原先生「私たちは計算して書かなきゃいけないのが、彼は計算しなくても出来る。線も面白いなって思っています」
北海道・札幌での個展は、11月23日から25日の3日間。会場で販売するグッズ売り上げ金の一部は被災地の義援金にする予定だ。