一度壊れた森を「妖精の棲む森」にした館長

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日テレNEWS24

私たち鳥はこの森の妖精。人と一緒に生きるための新しい道を見つけました。カメラマンにとって、私たち鳥を間近で見ることができる憧れの場所。ただ、特別なルールがあり、みんな、森の高田豊美館長さんのいうことを聞いています。
館長さん「いけなんだら即退場ですから、帰ってもらいますので」
森の木に張られたロープが、私たちを守ってくれているのです。
館長さん「鳥があそこから中には(人が)入ってこないかなっていう安心感があるんですね。(カメラマンは)ロープのところまでだったら行ってもいいよ、という形で」
私たちを見せて守ろうとする館長さんの方法には、反対する声も。
日本野鳥の会・鳥取県支部の会員「ここは、まさにカメラマンのために巣箱を置いているというので、それは鳥は利用するかもしれないですけど、本来あるべき姿ではないと思うし」
5年前。この森は、私たち鳥がカメラマンから逃げ、人も去り、荒れ果てた森でした。快適な場所で生活したいのは、人も、鳥も一緒。館長さんは、この森を変えることを決めました。
館長さん「よくみなさんが、自然のままで自然のようにしなさいって言われますけど、やっぱり自然のままだと、餌も取れない、繁殖もできない、放っといたらここには来ません」
2年前にやってきた、幻の鳥、アカショウビン。東南アジアから海を渡り、夏の間、子育てにやってきます。
姿が見られることも珍しく、まして子育てする姿を間近で見られるのは、ここだけではないでしょうか。
今年も私たちの森には、アカショウビンが戻ってきてくれました。この森でまた、子育てをすることに決めたようです。
館長さん「人間に、ここにしなさいと言う権利はありません。毎年来るということは、やっぱりこの環境がいいから来るのであって、ここの環境と、それから、こういった保護・管理ですね」
この森は一度壊れ、そして生まれ変わりました。人がいるから自然が壊れるのではない。人がいるから自然を守れる。これからも私たち鳥はこの森を見ていますね。
【the SOCIAL×NNNドキュメントより】