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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 モノとお金の関係は、「需要と供給」が決定づけます。
モノが少なくお金が多いと、インフレになりモノの価格は上がります。
モノが多くお金が少ないと、デフレになりモノの価格は下がります。
ところで、日本も敗戦直後は深刻なモノ不足で、急激なインフレーションに
見舞われます。その結果、お金の価値も一気に下落しました。
敗戦直後からの4年間で、お金の価値は
70
分の1程度となり、戦前と比べて
も200分の1程度まで下落したという記録があるのです。
つまりモノの価格が
70
倍、200倍になったという〝ハイパーインフレーショ
ン〟だったわけです。
戦時中に戦争遂行のために発行した国債を買わされた国民はこの時、国債の
価値が二束三文の紙切れになる経験をしたのでした。
このハイパーインフレは、1949年にGHQ(連合国軍総司令部)の超緊
縮財政金融政策(ドッジライン)によって落ち着きますが、やりすぎで不況に
陥り深刻なデフレに悩まされる――というオチまでつけました。