円安と円高のメリット・デメリット【眠れなくなるほど面白い 図解プレミアム 経済の話】

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「円の為替レート」の比較対象は米ドルかユーロ
です。これは米ドルやユーロが、各国の貿易取引
では「中間の通貨」として各国間に介在するため、
これら通貨との比較が非常に重要だからです。
 たとえば、トヨタは2022年に国内で約265
万台のクルマを生産し、うち167万台(約
63
%)
を輸出し、アジア、北米、欧州、中南米、アフリ
カなど
26
の国や地域にも工場進出し、世界全体で
903万台のクルマを生産しています。
 
23
年3月期決算では売上が
37
兆円で過去最高で
したが、これは輸出が円安で競争力を増し、海外
売上は円安での為替換算で大きく膨らんだからで
した。グローバル企業のトヨタは、対ドルで、1
円の円安で営業利益が450億円も膨らみます。
輸出主力の製造大企業にとっては、円安が膨大な
メリットをもたらすわけです。