災害時に活躍!シャワーの水を何度も再利用

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日テレNEWS24

災害時のために開発された循環型のシャワーシステムがある。少ない水で多くの人がシャワーを使えるので、避難所などでも重宝されている。
WOTA BOX(ウォータ・ボックス)は、災害時用に開発された循環型のシャワーシステムだ。シャワーを浴びた後の排水は、ホースを通ってWOTA BOXへ。内蔵された6つのフィルターが、汗やせっけんを徹底的に除去。AIで水質を厳しくチェックし、銭湯の水と同じ衛生基準を満たすまで浄化される。浄化された水は、適度な温度に温められ、再びシャワーの水として利用される仕組みだ。
排水の約98%が再利用されるため、少ない量の水で何人もの人が、繰り返しシャワーを使える。
去年7月に発生した西日本豪雨や9月の北海道胆振東部地震で、避難所に設置され、多くの人に利用された。
シャワーテントは折りたたみ式で、組み立てにかかる時間はわずか1分だ。WOTA BOX本体も可動式で、どこでも使用することができる。脱衣用のテントやシャワーテントなどとセットで販売。自治体や企業から、注文が相次いでいる。
WOTA製品開発リーダー・山田諒さん「国内ではまず防災。誰もが入浴に困らずに、避難生活を送れる状態を目指したい。海外の水不足の問題や水質汚染の問題解決に役立てていきたい」