“食べ残しでブタを飼育”減らせフードロス

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日テレNEWS24

トラックで運ばれてくるのは、捨てられた食品。大量のパンに、サラダ、スパゲティ…レストランや食品工場から運ばれてきます。
これを全てリサイクル。集められた食品は、機械で粉々になるまで砕きます。異物の混入がないか確認。粉砕すると、ドロドロになります。この液体を、80度以上の熱で殺菌し、発酵させて家畜のエサにします。
エコな飼料(feed)なので「エコフィード」。この工場でつくられた飼料で飼育された豚肉は「優とん」として売られています。
国内の飼料自給率は26%。海外からの輸入に頼っている中、国内のレストランや食品工場で捨てられる食品の量は2017年度で、1767万トン。エコフィードは、食品ロスを減らし、飼料自給率をあげるために開発されました。
工場には、1日約35トンの食品が集まります。現在の取引先は185社。揚げ物や激辛料理、腐りやすい生肉類はエサにはなりません。
リサイクル基準を満たした食品を回収できるよう、全ての取引先で勉強会を開いています。
日本フードエコロジーセンター・高橋代表「経済と環境が両輪でいけるような仕組みのものを取り組んでいくことで、社会の仕組みを変えていきたいなと」