間伐材を活用“木製ストロー”でプラ削減へ

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日テレNEWS24

カンナ削りの技術から生まれた木製ストロー。木のぬくもりが感じられ、高級感のある仕上がりに。プラスチックにかわる素材として木材に注目されています。
薄く削られた“カンナくず”。口に入れても害のないのりで接着し、斜めにくるくると丸め、カットしたら出来上がりです。使い捨てではありますが20回ほどの使用に耐えられるといいます。
木造注文住宅を手がける“カンナ社長”こと宮沢さんのもとに。間伐材を使って、海洋プラスチックゴミの問題に取り組むことができないかという相談が舞い込んだのがきっかけだそう。
角材に丸い穴をあけたり、様々な加工方法を試行錯誤した末、社長室でいつも行っているカンナ削りをヒントに今の形に至りました。今年2月から始まった工場での生産。大型機械でスライスした木材をストロー用の大きさにカットして使用、金属の棒に巻きつけ、1本1本丁寧に仕上げていきます。
月に7000本~1万本を生産。木製ストローの使用は土砂災害の防止にも一役買うとのこと。間伐することで残された木が大きく育ち、根が伸びると地盤は崩れにくくなるといいます。
アキュラホーム・宮沢俊哉社長「木のストロー1本が地球を考え、社会を考え、環境問題に対する起爆剤になれば」
木製ストローを導入している都内のホテルでは――
ザ・キャピトルホテル東急・石川さや子さん「プラスチックのときより(コストは)かかりますが、環境の問題にも携われるので今後も使っていきたい」